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丹波蒸溜所を訪問しました!

更新日:4月8日

弊社ウェブサイトにアクセス頂き、有難うございます。

代表の佐々木です。

 

3月11日に丹波蒸溜所を訪問しました。

 

この丹波蒸溜所、運営しているのは日本酒で有名な「黄桜」さんです。京都の有名な酒造メーカーである同社が、兵庫県丹波篠山市の山中で運営しているウイスキー蒸溜所なのです。

 

弊社が昨年12月のWHISKY FESTIVAL 2023 IN TOKYOに出展させて頂いた際、蒸溜所の方にブースへお越し頂いたことから交流が始まり、以来連絡を取らせて頂いてきました。通常一般見学は行っていないとのことで、今回はご厚意で特別に伺わせて頂きました。

 

元々丹波の地で1974年頃から醸造蔵を所有していて、2004年から同工場敷地内で本格焼酎を製造開始されたそうです。2018年にウイスキー造りを開始する際、焼酎用蒸留器を使っていました。


焼酎のステンレス蒸留器

その後、2021年にフォーサイス社製の銅製ポットスチル2基を新設して、本格的にウイスキー造りに取り組まれています。2022年4月にシングルモルト「黄桜 丹波シングルモルト1st edition」を発売以来、年に2度のペースでリリースを続けられています。

 

丹波蒸溜所への訪問当日、最寄駅であるJR福知山線「相野駅」から車で20分程すると蒸溜所に到着です。周りを山に囲まれた地で、標高はおよそ300メートルあり、寒暖差も大きくあるのだそう。当日は冷たく新鮮な空気が気持ち良かったです。

 

丹波蒸溜所周辺

この訪問で印象に残ったのは、熟成庫の様子でした。

所狭しと並ぶ樽!シェリー樽やバーボン樽、ミズナラ樽なども多く熟成されています。弊社アイテムでお馴染みの樽も沢山並んでいました。蒸溜所近くでワインを製造している企業から購入しているワイン樽もあるそうです。

地域で協力関係が構築されているのは素晴らしいですね。



蒸溜所の方によれば、熟成庫が狭くなってきたため、同敷地内の別の建物を新たに熟成庫として利用されているのだそうです。元々焼酎を作っていた建物だそうで、とても広々とした建物でした。

 

そこにはなんと黄桜の酒樽が!この酒樽をウイスキーの熟成に使っているのだそうです。販売されている「カスクマジック」という商品ですね。丹波蒸溜所のモルト原酒とスコッチモルト原酒をバッティングさせて、黄桜で製造されている純米吟醸樽酒に用いた杉樽でフィニッシュさせているそうです。

熟成中のウイスキーを特別に試飲させて頂きましたが、杉の爽やかな香りや、吟醸酒の香りを感じさせる、興味深いものでした。

こういう試みができるのは、酒造メーカーである同社ならではだと思います。

酒樽

 

一通り製造工程を見学させて頂き、同社ウイスキーを試飲させて頂きました。どれもすぐ品切れになってしまうそうですが、その理由が分かるような、それぞれ味わいの違うものばかりです。


直近でのリリースは昨年11月のワインカスクフィニッシュのシングルモルトですが、ほのかな渋みとベリー系のフルーティーさのバランスが良く、素晴らしいアイテムでした。

次回(第5弾)はミズナラ樽フィニッシュなのだそうですが、これもウッディさやとろみがかった甘さなども感じられて、質の高さを感じる一品だと思います。


丹波蒸溜所様での試飲

また、ウイスキーフェスでの同蒸溜所ブースで好評のNEW BORNアイテムも試飲させて頂きました。とてもニューボーンとは思えないような完成度の高いアイテムなので、ファンが多いのも頷けます。


丹波蒸溜所様での試飲

また、蒸留課程のものやカスクマジックなども試飲させて頂き、同社のウイスキー製造への熱意や個性を求めていく姿勢も感じました。

 

丹波蒸溜所様での試飲

 

今回の訪問はゆっくりとお話を伺えた上、弊社のこともご紹介できてとても有意義な訪問となりました。このご縁を大切に、今後も精進していきたいと思っています。

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